リレンザは吸入タイプのインフルエンザ治療薬です。錠剤を飲むのが苦手な方やお子さん等には大変ありがたいお薬となっています。粉薬を吸入する形で苦いイメージがありますが、実際はほんのりと甘さが広がる味になっています。

リレンザ使用に伴う注意点

抗インフルエンザ治療薬リレンザを使用した場合には、次のような点に注意してください。
インフルエンザウイルスは、のどや気管支などの粘膜で急激に増殖しますが、リレンザは吸入薬なので、気道に直接薬剤が届けられウイルスの増殖を防ぎます。そのため即効性があるのですが、リレンザで熱がすぐに下がっても、ウイルスはまだ体内に残っていることがあります。薬をやめるとウイルスがまた増殖を始める恐れがありますので、5日間服用するようにしましょう。また、他の人への感染を防ぐためにも、熱が下がって2日間は外出を控えましょう。
治療に使う場合には、1日に2回、5日間、専用の吸引器で吸入します。インフルエンザウイルスの増殖スピードは非常に速いので、なるべく早く1回目を吸引する必要があります。リレンザを受け取ったら、すぐに1回目の吸引をすることをおすすめします。
リレンザのディスクには4つの凸部(ブリスター)があり、1回あたり2つのブリスターを吸引します。吸引前には息を吐いて、十分吸い込むようにしましょう。子どもは一度に全部吸えないことがありますので、2~3回繰り返して吸わせるとよいでしょう。
リレンザは体内にほとんど吸収されず副作用の心配が少ない薬ですが、下痢、吐き気、アナフィラキシー症状、呼吸困難などの症状がまれに現れることがあります。これらの症状に気づいたら、服用をやめて、医師や薬剤師に相談してください。特に子どもや未成年者は、インフルエンザの発症後、異常行動が発現することことがあります。リレンザの使用の有無を問わず、興奮したり突飛な行動をしたりする可能性がありますので、治療開始後2日程度は就寝中でも一人きりにならないよう注意してください。