リレンザは吸入タイプのインフルエンザ治療薬です。錠剤を飲むのが苦手な方やお子さん等には大変ありがたいお薬となっています。粉薬を吸入する形で苦いイメージがありますが、実際はほんのりと甘さが広がる味になっています。

リレンザで二次感染を防ぐ

インフルエンザ治療薬リレンザは、専用の器具で薬剤を吸収する仕組みの吸引薬です。インフルエンザウイルスは、のどや気管支などの粘膜で急激に増殖します。リレンザを吸引して気道に直接薬剤を届けることで、インフルエンザウイルスの増殖を抑えて効果を発揮します。
リレンザは、「A型インフルエンザ」「B型インフルエンザ」の予防薬としても効果があります。リレンザには、インフルエンザウイルスの表面に存在する酵素の働きを阻害する作用があるため、ウイルスが感染細胞から遊離、増殖するのを防ぐことで発症を予防します。家族がインフルエンザにかかって自宅で療養する場合など、同居している高齢者などへの二次感染を防ぎ、感染した場合でも症状を軽くする目的で使用します。予防目的で使う場合には、原則としてインフルエンザ患者と同居している人とされています。インフルエンザ感染者に接触後36時間以内に吸引すると、連続して服用している期間中、予防効果があります。予防薬としてリレンザを使用する場合には、1日1回の吸引を10日間続けます。1回につきカプセルは2個分吸引します。
吸引の際は、腰をかけてリラックスした状態で事前に息を十分吐き出し、吸引口から早く深く息を吸い込み、吸入器をはずしたら2~3秒息を止めます。子どもに吸引させる場合には、一度に吸いきれないこともあるため、2~3回繰り返して吸引させます。
リレンザを予防のために使用する場合には、保険診療として適用されないため、自費診療になります。また、リレンザは副作用が少ないのが特徴ですが、下痢や発疹、吐き気、突然の息切れなどの症状が現れることがあります。このような症状がある場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。